鳥居前の石柱には「仁風敷宇宙」「徳化洽乾坤」の文字が刻まれています。
「天皇の仁慈は国全体に広がり、その徳の影響は天地すべてにもれなく届いた」という意味合いの言葉でこれらは仁徳天皇の御神徳を表した言葉です。
摂末社
東高津宮の境内には摂末社が2社あり、熱心な参拝者がそれぞれのお社をお参りされています。いずれのお社も穏やかな気に満ちています。
御祭神:王仁博士、御神徳:学業、成就、受験合格。王仁博士は百済より渡来した学者であり、応神天皇の時代「論語」「千字文)」を伝え、西文氏の祖といわれています。受験シーズンには真剣な面持ちで手を合わせる方々が見られます。
御祭神:宇賀御魂神、御神徳:五穀豊穣、商売繁盛。東高津が鎮座する天王寺にも崇敬が厚いお社で土地柄もあり、熱心に手を合わせるビジネスマンの姿も見られます。
手水舎の龍が静かに境内を見守っています。この地にはただひたすら穏やかな時間(とき)が流れています。
東高津の象徴とも言える願い楠(ねがいクスノキ)。長い年月、多くの人々の様々な願いを受け止めてきました。季節や時間帯によって印象が変化すると仰る参拝者もおられます。
拝殿
静けさに包まれた境内を進み、拝殿に足を踏み入ると時が止まったかのような不思議な感覚を覚えます。「信仰とは?」その原点がここにあります。
夏の夜。幻想的にライトアップされた東高津の境内。参拝者はしばし時を忘れその幻想の中に身を委ねます。
人々は平穏を求め東高津を訪れます。この地には常に穏やかな時が流れています。